「エアロパーツってスポーツカーのためのもの？」「付けることによって何かメリットあるの？」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。一般的にスポーツ系の車種につけるイメージがありますが、最近ではそのメリットが注目され色々なタイプの車にエアロパーツが装着されるようになりました。この記事では、エアロパーツを装着することによってどんなメリット、デメリットがあるのかをお話しします。これからエアロパーツを装着しようか悩んでいた人の参考になれば嬉しいです。
1. エアロパーツって？
エアロパーツとは車のパーツの名前です。元々は空気圧抵抗の低減や走行安定性の向上のために開発されたものですが、その見た目の格好良さからファッションとして装着する人も多くなりました。最近ではその人気から車を購入する際、オプションとしてつけることができるようになってきました。レーシングカーには必ず装着されているもので、レースで勝敗を左右する重要なパーツです。
2. エアロパーツの種類
フロントスポイラー
フロントスポイラーとは名前の通り、フロントのバンパーに装着するエアロパーツのことです。役割としては、走行中に車体下面に空気が流れこまないようにし、車体が浮き上がらないようにするためのもの。また、入ってくる空気をブレーキ部分に流し込むような形に設計されているものは、ブレーキの冷却効果もあります。ダムのように空気の流れをせき止めることができるので、”エアダム”と呼ぶ人もいます。
リアスポイラー
トランクの部分に装着するものです。エアロパーツと聞くとこのリアスポイラーをイメージする人が多いのではないでしょうか。前やサイドから流れてきた気流を捉えて、その空気抵抗を利用しダウンフォース(車体を地面に抑える力)を発生させて走行を安定させる役割があります。また、気流を上手に後ろに逃がす形に設計されているので、燃費向上にも繋がります。
サイドステップ
ドアの下部分に装着されるものです。前から流れてくる空気の侵入を防ぐ効果がありますし、サイドステップをつけることで、全体的に車体が低く見えるドレスアップ効果があります。
リアウイング
飛行機のハネを下向きにしたような形のパーツで、トランク部分に装着します。普通ハネは飛ぶためにつけていますよね。それを逆向きにつけることで、ダウンフォースを発生させることができるのです。見た目はリアスポイラーと似ていて、ダウンフォースを発生させる仕組みが違うだけでその目的は同じです。
3. エアロパーツの5つのメリット
安定した走り
エアロパーツを装着することで、ダウンフォースを発生させ、安定した走りを実現することができます。
燃費の向上
タイヤハウスに流れてくる空気でも燃費は左右されます。きちんと空力を計算された形状であれば、燃費は改善されます。
ブレーキの冷却効果
様々な方面から流れてくる空気をブレーキがある場所へ流すような形をしたエアロパーツも多く販売されています。それによってブレーキの冷却効果が期待できます。
車体の汚れ防止
特に雨が降った日は、車体に泥や雨が飛び散ります。エアロパーツを装着しておくことで車体への汚れを防いでくれます。自転車に泥除けカバーを付けて泥のはねを防ぐのと同じです。
デザイン性
最近では本当に様々なスタイルのエアロパーツは販売されているので、車を装飾するのが好きな人にとっては嬉しいでしょう。新しい洋服を買ったら心が踊るように、車好きの人はいかに車をおしゃれにするかに全力を注ぎます。
4. エアロパーツの2つのデメリット
一般道では効果が感じられない
一般的にエアロパーツの効果を感じるのは時速80kmからと言われており、スピードが80kmも出ない一般道路ではその効果を感じることはできません。
車検が通らないかもしれない
パーツのサイズや構造によっては車検が通らない可能性があります。特にリアウイングは機能を追求しているので、法定外の形のものも販売されていることがあります。トラブルを避けるためにも装着する前はきちんと相談しましょう。
5. エアロパーツを装着するべき人
エアロパーツを装着するべき人は以下の3つのタイプです。
- 頻繁に高速道路を利用する人
- サーキットへ行く人
- 車をかっこよく装飾したい人
6. まとめ
エアロパーツはレーサーでもない限り装飾のために装着する人がほとんどだと思いますが、法定さえきちんとクリアしておけば特にデメリットはないので、気軽に装着するのも良いと思います。
エアロパーツを装着するだけで見た目の雰囲気がグッと変わります。株式会社アルスオートボディは車のキズの修理を専門に行っている板金塗装修理工場です。
また、サービスの一環として、エアロパーツの販売、塗装、取り付けも行なっております。ご自身でご購入された部品のお持ち込みも大歓迎なので、気になる方はぜひ一度お問い合わせください。
